2011年02月03日

いいしょうがちでーびる

あけましておめでとうございます。


 

え?今日は節分ですよって?
まぁそうなのですが、旧暦では今日は元日なのです。


沖縄でも、今は新暦でのお正月が一般的になっているとは思いますが
火の神やお仏壇のある家ではやはり何かしらやりますよね。



なので、今日は火の神に家族の健康祈願をして
家族でウチナークヮッチー(沖縄料理)を食べました。
その後、豆まきもしましたよ。鬼のお面をかぶらされました。



ここで、あれ?先日の旧暦の12月24日に御願解き(ウグヮンブトゥチ)をして、火の神昇天をしたので、火の神迎えの旧1月4日まで、火の神様はお留守なのでは…?
という疑問を持ちますが、火の神様は三神いると言われていまして、交代制で一神は留守を守り、後の二神が天にお戻りになるのだそうです。
また、お正月には年の神様が下りてくるので、その接待もされているそうなんです。
面白いなぁ。



ところで、恵方巻きって食べます?
恵方巻は大正時代に大阪商人の間で、商売繁盛を願って食べるのが流行ったものだそうで
それを海苔や寿司業界が広め、メディアやコンビニや扱ったことで全国的に広がったのだとか。


子供の頃はそんなの聞いた事なかったもの。割と最近からですよね。


へそ曲がりなあたしは、こういうノリが苦手だったりします。
バレンタインとか。クリスマスとか。

なんだろ。「さぁ買いましょう!それ!買いましょう!」って
手を揉みながら笑顔で押してくる感じがしてなんか嫌。
それなりにお付き合いしますけど。
腹の中でファッキューとか思ってる(笑)
祭りごとやイベントは好きなんだけどなぁ…
なんだろね。ま、いっか。皆楽しそうだし。



posted by にしまき at 00:00 | 沖縄 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄

2010年02月08日

師走拝み‏(シワーシヌヲゥガミ)

激しく放置しておりました。。。



あけましておめでとうございます。ハイサイ グスーヨー チュゥウガナビラ。
ハロー。アロハ。アンニョン ハセヨ。ナマステー。ボン ジュール。ニイハオ。
ジャンボー手(パー) イェーイ
世界の皆様、アジアの端からこんにちは。だぅも。にしまきです。



2月7日(日)は旧暦の12月24日で年末の火の神昇天
「御願解き―ウグヮンブトゥチ―」でございました。

日頃お世話になっている身近な神様、ヒヌカン(火の神)が天に帰り
天の神様に家庭で起こった一年間の出来事を報告する日なのです。



たいして忙しくもないくせに、毎日がなんだか慌しく過ぎて行く。
本当に時間は皆に平等に流れているのだろうか?と思えてしまう。
1日24時間、皆と同じ?あたしだけ足りなくない?
時間の使い方がへたなのか
無駄な時間ばかりすごしているのか。。。むぅ〜ん



猫にかまけている時間が多すぎるのか。。。そっか!。。。解決!



なんてな事を思いながら一年を振り返りつつ
朝からお供え用のウチャヌク(三段重ねのお餅)や果物を準備して
家や火の神まわりを掃除しました。



去年は大変な年だったけれども、不幸、災いだと思っていた出来事も
解消できた今となっては、すべてに学ぶべき事があり、得るものがあった。
そして沢山嬉しい事、おめでたい事があって、感謝。反省。感謝。感謝。



シディガフー(与えていただいた果報に感謝)に感謝して
ウグヮンブトゥチ(御願解き)をいたしました。


御願解きというのは、この一年間にヒヌカン(火の神)にお願いした事をリセットすることです。
祈願がたまりっ放しでは神様も大変ですからねぇ。
成就した事に感謝して、まっさらにして天に帰ってもらい
新しい年には(旧暦の1月4日)パワーアップして返ってきてくださいと拝みをするのですな。


沖縄の風習をあちこちから拾いつつ勉強しながらやっていますが
実はあたし自身、それほど信心深い訳ではないのです。
じゃぁ、なんで一生懸命やっているのか?

ともすれば日々の生活に忙殺されて、感性が鈍り
感謝する事や失敗に鑑みることを忘れそうな時に
このような行事や風習から教わるものがあると思うから。

誰だって自分や家族や身の周りの人の幸せを願うものでしょ?
でも心静かに祈る時間を作るのは難しい。あたしはすぐ忘れちゃう。

どんな形でもいいとは思うんですけどね。
寝る前に一日を振り返り感謝する人もいるし
朝起きた時にお日様に手を合わす人もいるし
なんでもかんでも「ありがたや〜」と言って拝む人もいるしw

「手を合わせるとそこに神が立つ」というからそれでいいんですよね。

あたしは沖縄に生まれ育って、この土地の独特の風習の中で育ったので
どうせやるなら昔からのしきたり通りにやりたいと思うのですよ。
道理通りのことをする。それが一番楽で、得な生き方。」それです。



あらやだ。なんかくどい



でもね。この後はもっとクドイですよ。
スルーするぅ?



さて。よくこのブログに「火の神」「御願解き」「やり方」「グイス(祝詞)」「線香の本数」「お供え物」等々の検索で訪れる方がいます。

あたしもよくわかりませんw

御願のやり方は地域や家庭によって違いますし、これは間違い、これは正解!というのはないと思いますが…

あたし自身、ネットで調べても今一つわからなかったり、本もいろいろ出版されていますが、皆、微妙に違う…等で困ったり悩んだりしたので、「ウチの場合はこうしてます」というのをできるだけ記しておこうと思っています。
でも、画像はありません。なんだか…撮る気にならないのです。
「ビンシー」「ヒラウコー(沖縄の線香)」「シルカビ(白紙=習字紙)」「ウチャヌク(御茶の子=大中小の3個のお餅)」「ウブク」等は検索すると画像は探せると思います。本も出てますし。



●まず時間帯ですが、「屋敷の御願」は午前中に。
ウグヮンブトゥチ、ヒヌカン昇天は夕方の陽のあるうち(アコークロー)の時間帯が良いそうです。

今年、ウチのトートーメー(先祖)とヒヌカン(火の神)の香炉の灰がいっぱいになっていたので
屋敷の御願と香炉の掃除(灰の一部を処分)を午前中にして
御願解き、火の神昇天を遅い時間(4時くらい)にやりました。

.............................................


【12月の屋敷の御願】

●準備するもの●
・ビンシー(仮ビンシー)
・線香12本3本(15本線香)×3
・白紙ーシルカビー(クバンチンまたはスクブチとも言います)3枚が1組×3
上記の↑線香とシルカビが1セットとして、うちは集合住宅なので
ヒヌカン、玄関、トイレように3セット、最後のヒヌカン用に15本線香3組
※一軒家の場合はもっと多いのですが割愛します


●まわる順序●
8月、12月の屋敷の御願は北を起点に反時計回り(左回り)
2月の屋敷の御願は右回り
※右回りは「良いものを入れる」左回りは「悪いものをはずす」そうです。瓶のふた等と一緒です。

ヒヌカン→玄関→トイレ→ヒヌカン

●手順
・拝みはヒヌカンから、香炉の前にシルカビを並べる。
・ビンシーは香炉の前に。
・線香に火をつけて香炉に立てる。
・御願(グイスをあげながら)をしながら、ビンシーの米、洗い米、塩、酒、水をヒヌカンのそれぞれの器に入れる

ビンシーセットと線香とシルカビを持って玄関へ
・ビンシーセットを置き、前にシルカビを並べ、その紙の上に線香を置く
※ヒヌカン以外の場所では火をつけない
・グイスをあげて、米、洗い米、塩、酒、水をシルカビと線香の上に置く(かける)

トイレも玄関と同様に

最後にヒヌカンに戻って線香に火をつけて立て、無事に「屋敷の御願」が終わったことを報告。


※※拝み終わったシルカビ、線香は家の中に置かないで外に。ゴミの日に出します。


●12月の屋敷の御願・シディガフウのグイス例●

サリ、アートートー、ウートートー
(自己紹介)住所と干支と名前をつげる
12本3本の線香、3バングヮンヌ9バンチン(シルカビ)、清らかな水、輝くお米と、お酒、塩をお供えいたしまして○○家のお願をを申しあげます。
天の神様、地の神様、火の神様、竜宮の神様、十二支の神々様、北・東・南・西の神様、門の神様、戸柱の神様、床の神様、便所の神様、この家屋敷をお守りくださいましてありがとうございます。
どうぞ、これからも、この家屋敷に魔物、病魔、他人の災いが来ませんようにお守りください。
今年1年お守りくださいましてありがとうございます。おかげさまで家族揃い健康で無事に過ごしました。
来る新しい年もよい年でありますようにお守りください。
言葉の不足や失礼は未熟者ですのでお見逃しください。
サリ、アートートー、ウートートー


.............................................


【香炉の灰をとる】

香炉の灰がいっぱいになっている時はヒヌカン昇天の御願の前に灰を分けましょう。
香炉の掃除はウグヮンブトゥチや七夕に行うそうです。
それ以外の日で灰がこぼれたり、油で汚れた時はその都度理由を言って掃除しますが、うかつに捨ててはいけないそうです。

・香炉の灰を移す器を用意
・スプーン等でできるだけ底の古い方から灰をすくい移す
・分けた方の灰に3本線香に火をつけて立て、線香が半分くらい燃えたところで
「香炉から灰があふれた為分けさせてください。この線香3本にお乗りになって、香炉本体へお戻りください」と唱え火のついたまま器から抜いてその上でゆっくりと線香を左回り(反時計回り)に3回まわし、本体の香炉に立てる

※処分する灰には塩と酒をかけて、人が踏まない木の株下や植木等に入れます。これでOK。

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【御願解きーウグヮンブトゥチー】【ヒヌカンの昇天】

●事前の準備●
・ヒヌカン周辺の掃除をして、香炉の中もきれいにします。
・お供え物は新しく取り替える

●準備するもの●
・線香12本3本(15本線香)×3 と、3本を7組
・白紙ーシルカビー3枚が1組×3
・ビンシー(または仮ビンシー)
・ウブク(赤ウブク)3つ

●御願の手順●
・香炉の前にシルカビを並べ、その上にウブクをお供えする
・ビンシーをヒヌカンの前に置く
・15本線香3組に火をつけ、立てながら御願(グイス)を唱え始める ※御願解き
・グイスの「7段の橋」のくだりから、3本線香に火をつけ、香炉に1組ずつ立てていく ※ヒヌカンの昇天
・前の線香が消えない内に次々と今年の感謝とお迎え時の祈願を述べながら立てていく。天への階段をかけるイメージで
※昇天の時左から右に立てたら、お迎えの時は逆に右から左に立てるようにしましょう。


●御願解き(ウグヮンブトゥチ)・ヒヌカンの昇天のグイス例●
サリ、アートートー、ウートートー
(自己紹介)こちらは○○○番地、○○年(干支)生まれの○○○○(名前)の住む家屋敷です。
今日の良き日に、私、○○(干支)年の○○○○(名前)が御願をさせていただきます。
今年○○年(干支)の感謝を心より申し上げます
家族が健康でまわりとの和を持って過ごさせていただき、ありがとうございます。
年末にあたり、今年一年にあげました祈願を下し、まっさらにしてください。
なにぶん未熟なものですから失礼はあったと思いますが、この拝みで許して下さいますように。
来年は今年以上に、家族の為、世の人の為に力を注ぎます。
清らかな米、水、お酒をお供えし感謝申し上げます

これから、天へ七橋をかけさせていただきます
昇天されましたら、天には○○家の良い事をご報告ください
不足があれば火の神様で補ってくださいますように
また、年が明けましたら天より今年に勝って福の神、徳の神をお連れになってお戻りください
心よりお迎えいたします
サリ、アートートー、ウートートー

.............................................


と、まぁこんな感じです。

わかる?わかんない?
どうなの?あってるの?


ま。いっか。


心をこめて皆の健康と幸せを願う
この時間が大好きです



サンキュー。グラーッツェ。スパシィーバ。メルスィーボクー。ダンケシェーン。テレマカシー。シェシェ。オブリガード。カムサハムニダー手(グー)。世界の言葉でありがとう!にふぇーでーびたん ぐぶりーさびら手(パー)



posted by にしまき at 00:02 | 沖縄 ☁ | Comment(1) | TrackBack(0) | 沖縄

2009年01月19日

ウグヮンブトゥチ(御願解き)と火の神の昇天

今日は旧暦の12月24日でクリスマスイヴ…ではなくて
ウグヮンブトゥチ(御願解き)と、火の神の昇天をお手伝いします。

火の神様が天に帰り、家庭で起こった一年間の出来事や功罪を天の神様に報告するのだそうです。
そして旧暦の1月4日に戻られます。
帰省みたいなもんですかね。


以前にも書いたことがあると思いますが
沖縄の台所には火の神様が祀られております。

家庭で起こる出来事は真っ先に火の神にご報告しますので
一番身近でもっともお世話になっている神様です


ウグヮンブトゥチ(御願解き)
ではこの一年の成就した事を感謝し、年頭からのお願い事を解きます。

火の神が昇天し天の帝に良いことのみをご報告するよう御願して、新しい年には力を増してお戻り下さいと拝むのです。


やり方としては
まず屋敷内を清め、火の神周辺の掃除を済ませ、香炉もきれいにします。
チャーギ、お水、塩、お酒も新しいものにかえます。

準備するものは
●白紙(習字紙)三枚重ねたものを横に折り、それを縦に四等分にしたもののうちの三組を使います(三枚一組を三組)これは帳簿になります。

●お線香は12本3本の「十五本御香を三組」と「三本御香を七組」
十五本御香で御願を解き、三本御香七本で天への七橋を架けて昇天させます

●洗ったお米(水で7回すすいだお米)



◇ はじめに十五本御香を供えて、年頭でお願いしたことを下げ、今年1年無事に過ごせたことへの感謝の祈りをします

◇ 三本御香を前の線香が消えない内に次々と横並びに供えます。ひとつ立てるごとに祈ります。橋をかけるイメージで。




■ ウグヮンブトゥチのグイス(祝詞)例 ■
サリ、アートートー、ウートートー
(住所と干支と名前)を告げます。
今年(干支)年の感謝を心より申し上げます。
年頭にあげました願いは神々のお力をいただき叶えていただきました。
なにぶん未熟者ですので失礼はあったと思いますが、この拝みで許してくださいますように。
来年は今年以上に、家族のため、世の人のために力を注ぎます。
清らかな米、水、酒をお供えし感謝申し上げます。
これから天へ七橋をかけさせていただきますので昇天されましたら○○家の家庭円満、1年中平和でよい家庭であったとご報告してください。不足があれば火の神様で補ってください。
また、年が明けましたら天より今年に勝って福の神、徳の神をお連れになってお戻り下さい。心よりお迎えいたします。
サリ、アートート、ウートートー




とまぁ。こんな感じなのですが
御願の時のグイス(祝詞)に決まり事はないので
気持ちを込めて祈ればよいのだと思います。



さて。
25日がトゥシヌユルー(年の夜)大晦日で
26日が旧正月
29日が旧暦の1月4日で火の神の迎え
2月3日は旧暦の1月9日「七日の節句」雑炊をお供えします
2月10日はジュウルクニチー(十六日)「グソー(あの世)の正月」
と。盛り沢山ですよ。



先日、沖縄の神事に詳しい女性とお会いしたのですが
とても褒めていただきました。
「あなたはちゃんとやっているから大丈夫だねぇ」「だぁ見てみよう」
といって背中に手を当てて何やらブツブツと言っておりました。その後
「はっさ、上等!あんたは元気さぁ」と太鼓判を頂きましたよ。ヤッター
あと「あんたは男になっているよぉ」とかいろいろ面白いことを言っておりましたw確かにあたしオッサンみたいだw


判らないなりにも勉強しつつ拝みをしているのですが
正しいやり方、間違ったやり方というのがあるのかどうか。。。

願いは叶う!想いは届く!と信じているので大丈夫でしょう。



最近はとても良い縁に恵まれていまして
素敵な出会いや再会があってすごく充実しています。
火の神様やウヤファーフジ(ご先祖様)に感謝です。


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参考図書








posted by にしまき at 17:58 | 沖縄 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 沖縄

2008年12月21日

トゥンジージューシー

風は強風。南風。生温かいけど今日は「冬至」でした


関西の方では南瓜を食べるそうですね。

沖縄では冬至の日に「トゥンジージューシー」という炊き込みご飯を作り、酢のものと一緒に火の神やお仏壇にお供えし、家族の健康を祈願する習慣があります。
学校給食にも出るんじゃないかな。


トゥンジージューシー.JPG


トゥンジー(冬至)ジューシー(雑炊)と訳するのでしょうか


ジューシーには2種類あって軟らかい雑炊のようなものは
「ボロボロジューシー」とか「ヤファラー(柔らかい)ジューシー」

炊き込みご飯の方を「クファー(硬い)ジューシー」と呼びます

トゥンジージューシーは「クファージューシー」
炊き込みご飯の方です



冬至のこの時期、寒さが厳しくなる日を
トゥンジービーサ」と言います。

そしてトゥンジージューシーを食べて
「あぁ。冬がきたのだな」と思うのです

風邪などひかぬよう体調に気をつけましょ〜ね〜!
というすんばらしい習慣です。



そういえば旧盆入りの日には「ウンケー(お迎え)ジューシー」
をお供えしますね。これも同じクファージューシーだ
コンビニにも必ず「じゅーしーおにぎり」は置いてあるし
沖縄そば屋には「じゅーしーセット」があるから
まぁ。日常的に食べているんだけどね。。。

行事、祝い事等で食べるジューシーは何故か特別な感じがする。





・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━

作ってみたい方は下記サイトを参考にお試しあれ

●沖縄料理まーさんレシピ
 http://www.okinawajoho.net/cooking/

●琉球料理
 http://www.wonder-okinawa.jp/026/cuisine.html

・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━


簡単便利!こんなのもあるよ。
※画像をクリックすると販売ページに飛びます












posted by にしまき at 00:00 | 沖縄 ☔ | Comment(6) | TrackBack(0) | 沖縄

2007年08月25日

旧盆 ウンケーでーびる



沖縄の行事は主に旧暦で行われると以前書きましたが

今日は旧暦の7月13日
お盆のウンケー(お迎え)です。



その前に、旧暦の七夕(7月7日)には
お墓の掃除をし、ご先祖様に

「もうすぐお盆です。お盆のウンケーの日には家にいらしてくださいね」

と案内の拝みをします。

あ。してきました。



ウンケーの今日は
位牌を清め、香炉をきれいにし、花を生けます。
ちょうちんを飾り、仏壇の両脇にはお供え物を並べます。

@スイカ
Aパイナップル
B梨
C葡萄
Dバナナ
Eグーサンウージ(サトウキビ)
(七節のついた長いキビは、杖となるそうです。ご先祖様がグソー(霊界)へ帰るときに転ばないように)
F生姜
Gガンシナ(藁などを輪にした敷物。スイカやパイナップルの安定のために使用します。御土産の運搬用に使用するそうです)
Hミンヌク(サトウキビや田芋やかまぼこを小さく切った物。これは餓鬼や無縁仏用だそうです)

などなど。

※供え物は地域によって異なります



ウンケージューシー(沖縄風炊き込みご飯)、酢の物、ほか、夕食の準備をして夕方に精霊(ご先祖様)をお迎えするのですが

その際、ボウルに水を張って入り口に置きます。

「霊はキレイ好きで、霊界からの道中、足が汚れるのを気にして家に入りにくい」といわれていて、歓迎と慰労の意味を込めた足洗い用の水だそうです。面白いねぇ。(´ψψ`*)



そしていよいよウンケー



玄関でロウソクを灯し
家長が12本3本(15本)の線香をつけ
みんなで外に向かって手を合わせてお迎えします。

まず、住所と姓を言います。そして

「今日は盆入りです。○○家のご先祖様をお迎えいたしますので、どうぞおいでください」

「ウンケーサビラ(お迎えいたします)」

「メンソーレー(ようこそいらっしゃいました)」

などと言い、供えた線香を持ってそのまま家に入り
仏壇の香炉に立てます。
このお線香と共にご先祖様を仏壇にお連れするのです。

それから3日間、ご先祖様が滞在することになります。



そう。3日間、三度三度の食事をお供えするのです。ぐはぁ。





供え物やお客様のもてなしでパタパタ〜するお盆は
確かに大変ではあるのですが

年に1〜2回くらいしか会うことのない親戚と
顔を合わせて近況などを知ることができるのも醍醐味ですし

ご先祖様を敬う心がこうして子や孫へと受け継がれていく。


感謝の気持ちでいっぱいになる。
とても大切な行事なんですよね。


宗教云々はよくわからないけれど
祈りと感謝の日々をおくれるという事は
とても幸せだと思う。



ご先祖様、精霊様。
いつも見守ってくれてありがとう。
これからも頑張るからね。
ウートートゥ
アートートゥ




posted by にしまき at 00:00 | 沖縄 ☔ | Comment(4) | TrackBack(0) | 沖縄

2006年09月07日

満月です。サリ、ウートートー



満月 お月さん( ノ゚Д゚)こんばんわ



今日は旧暦の7月15日で full moon



ヒヌカン(火の神)に
ウブク(ご飯)をお供えして
ウグヮン(御願・拝み)をする日でした。



以前から日記でちょくちょく書いている事ですが
沖縄では通称「ついたち・じゅうごにちぃ」という習慣があって
今日はその事を少し詳しく書いてみます。





*■*□*■* 火の神(ヒヌカン)ってなに? *■*□*■*

先ず、沖縄の台所には「火の神 ーヒヌカンー 」といって
お家の神様の中で、もっともお世話になっている
神様が祀られています。


その歴史は古くて、琉球の時代から続いているのだそうです


火の神の「火」とは「かまどの火」のことです。


家族の食事を作る台所は
お家の中でもっとも大事なところですね。


そしてそのヒヌカンを祀り、管理をするのは女性。
まぁ、普通は一家の主婦ですな。


家族の健康や、家内安全、厄払い、
仕事の成功や、発展、子孫繁栄やら
喜び事。。。等々
家庭での出来事を全てヒヌカンに報告し、感謝します。


ヒヌカンは方々の神様とアクセスする事が出来るそうで
神様ネットに接続してくれるプロバイダー みたいなものです


単身赴任のご主人や、海外に留学している子供など
離れて暮らす家族の安全を祈願したり
遠くにある拝所や仏壇、お墓など
拝みに行きたいがそれもままならぬ・・・
といった場合に、ヒヌカンに手を合わせて
「通しウグヮン(拝み)」をすると
ヒヌカンが伝えてくれたりと、「お通し所」
としての役目も果たしてくれる
大変ありがた〜い神様なのだ。




*■*□*■*ついたち・じゅうごにち(1日・15日)*■*□*■*

沖縄では年中行事を主に旧暦で行います。


月の満ち欠けと太陽周期を基本とした「太陰太陽暦」です。


毎月、旧暦の1日と15日に行う「ついたち・じゅうごにち」は
基本的に午前中に行うものだそうです。

が・・・あたしは朝寝て昼起きる人なので午後〜夕方までの
日のあるうちにやっています(´∀`||;)


沖縄のカレンダーには大抵旧暦が記されていますし
また、そうじゃないと困るのです!
なので市販のカレンダーで気に入ったのがあっても
殆んどお飾りで、やっぱ年末に配布される社名の入った
宣伝用のカレンダーの方が実用的で重宝します。
あんまかわいくないのが多いんだけど・・・(;´Д`)


@ちなみにこういう便利なサイトさんもあります
沖縄旧暦カレンダー by ヒヌカン☆クラブ
http://www.ne.jp/asahi/pasar/tokek/TG/mikoclub/CAL/index.html



 ● 1日 ●
旧の1日は新月です

この日は「天の門が閉まる日」で、ヒヌカンが天に上り
あちらの役所のような所で会議をする日だそうで(笑)

「半月分の生活態度を反省し、神々に感謝するように」
との教えが込められているのです。



 ● 15日 ●
旧の15日は満月で

この日は「天の門が全開で、天の役人が活発に動く」ので
日頃の行いがよければ良いことがあり
願いが叶いやすくなると言われています。





*■*□*■* お供え物 *■*□*■*

塩、水、酒を取り替えて新しくする

花木を活けかえる ※チャーギやクロトン、榊などの葉物
(花は活けてはいけないそうです)

ウブク茶碗にご飯をこんもりと盛る(3つで1セット)

線香は「12本3本」

沖縄のお線香はヒラウコーと言って平たくて黒いのです。
6本の線香がくっ付いた状態のもので
一枚を「チュヒラ」(ひと平)と数えます。
割れやすいように筋が入っていて
半分に割ったものを「3本」と数えます。
ヒヌカンには「15本御香」といって
12本と3本の計15本(2枚と半分)を使用します。

沖縄のお線香の使い方は独特で
御願の内容や、拝む人によって本数が異なり
「多すぎても少なすぎても神様からしかられる」そうで
線香の数にはそれぞれの意味があります。
ややこしいので今日は省きます・・・





*■*□*■*  手順  *■*□*■*

1、供え物をする

2、線香をつけて香炉に立てる(12本3本)

3、正座して御願する。





*■*□*■* グイス (ウグヮンクトゥバ) *■*□*■*

グイスとは御願の時の祈りの言葉です。祝詞みたいな。

ウグヮンクトゥバ(御願言葉)とも言うかなぁ・・・


まず「サリ、アートートー、ウートートー」と唱えます。
(神仏を拝む時に言う言葉)


どこの誰が御願しているのかをヒヌカンを通して
天の神様に伝えるために自己紹介をします。

住所や家族紹介(干支、名前)をするのですが
その際「何歳」とは言わずに生まれた年の干支を言います。



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 サリ、アートートー、ウートートー

1、今日の日付 ※旧暦 『(干支)年○月○日』

2、住所 (市町村から番地まで)

3、家族紹介 
  一家の主人、妻、子供の生まれ年(干支)と名前

4、御願

5、お礼 (拝みが終わったらお礼を言う)



 今日の良い日に(干支)年生まれの女(名前)が
1日(15日)の拝みをいたします。
日頃よりお守りくださりありがとうございます。
清らかな水、黄金のような塩、尊いお酒、生命感あふれる葉、地からの恵みのウブクをそなえさせてもらいました。
これからも天の神様、地の神様、北の神様、東の神様、南の神様、西の神様、門の神様、屋敷の中央の神様、十二支の神様の尊いお力を1つに結び
この家屋敷に住む家族が健康に無事に過ごせますようお守りください。
また、この家屋敷に、魔物や病魔、他人の災いがありませんようにお守りくださり、万人の人と良い縁を持たせてください。

 サリ、アートートー、ウートートー

▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲





と。。。まぁこんな感じですε=( ̄。 ̄;A フゥ…





ウヒャ━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━ !!!!!とても覚えられん




と思いますが、何も↑このように↑厳密に言わなくても
良いのです。そのへんはけっこう自由です。ε-(´∀`*)ホッ

御願の方法は地域や家庭によって多少異なりますしね。



自分の言葉で、気持ちを込めて御願すればいいんじゃね?
とか思いますが、どうでしょか?





さて今日は・・・

あたしにしては真面目なブログになりました。。。



コアな沖縄文化。

勉強しだすとほんっとに奥が深くて面白いです。





『ご清聴ありがとうございました m(_ _)m 』





※ 参考文献 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※

よくわかる御願ハンドブック


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

オバァが拝む火の神


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

暮らしの中の御願ー沖縄の癒しと祈り


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

沖縄の御願ことば辞典


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




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2006年03月18日

しかまち・かんぱち・さかえまち

実家でゴロゴロしていましたら
「栄町市場で何やらイベントがあるらしい」
という情報をキャッチ。

近いし。行ってみよう。

栄町といえば、M氏がいるじゃん。会いに行こう。そうしよう。



と、栄町市場へでかけました。



アーケードの中に特設ステージが組まれ
『沖縄ちんどん屋同好会』の皆様が
ドンチャン騒ぎをしておりました♪

20060318155015.jpg

ざっと人だかりを見渡すと
いたいた。Mさん。超久しぶり。

しかし残念な事に、彼等の演奏は終わってました。
まぁ、会えただけでも良しです。

20060318160316.jpg

その後も市場の人達によるステージは
次々とプログラムを消化していき
最後に出てきたのが、商店街のおばぁ達によるラップです
(σ・∀・)σYO!!

これがまた最高で、やんややんやの大喝采。
アンコールまでいたしました。

20060318171115.jpg 20060318171427.jpg

どこにでもあるような小さな商店街のイベントですが
どっこい、テレビ局のカメラも数台。取材に来ておりました。



なんでも、このたび、栄町市場に所縁のある
ミュージシャンが集ってCDを製作したのだそうで
今日はその発売直前お披露目ライブなのだそうです。



それより何より、この雰囲気!!!
ほんわかアットホームでいい感じ

沖縄の良いものがギュ―と凝縮されたような空気

とてもハッピーであたたかい気持ちになりました。



栄町!で〜じ最高!!!



・‥…*…‥・‥…*…‥・‥…*…‥・‥…*…‥・‥…*…‥・


めいどいん栄町市場
http://hello.ap.teacup.com/madeinsakaemati/


・‥…*…‥・‥…*…‥・‥…*…‥・‥…*…‥・‥…*…‥・

posted by にしまき at 23:49 | 沖縄 ☔ | Comment(2) | TrackBack(0) | 沖縄

2006年03月17日

石敢當

今日は、特に何をしたわけでもないのだけれど

晴れぽかぽか陽気で気持ちが良かったので
少しぶらぶら散歩しました。



国際通りを通って、浮島通り、公設市場、壺屋。。。
三越前を通った時に思い出したのですが



先日、国際通りのど真ん中にある沖縄三越の前の
大きな石敢當の前で、連れが、石敢當の記という石版に気付きました。
見てみると、そこには「石敢當というとても強いお相撲さんがいて、その名前が今、魔除けになっている」的な(曖昧)事が書かれていました。


石褐゚cの記.jpg


( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー【3へぇ】くらいでしょうか。。。



他にも説があるようなのですが、シーサーと同じくらい
沖縄ではメジャーな魔除けであります「石敢當」
中には「石“巌”當」と書かれているものもありますが
「敢」こちらの方が圧倒的に多いようです。

あたし的には、どちらでもいいのですが。



その石敢當が人名だった。という事に普通に驚きました。

いしがんとう.jpg

家の前や、T字路の突き当たりに置かれている「石敢當」
中国から来た文化なのだそうです。
キョンシーを見ればわかりますが、あちらの魔物(マジムン)は
真っ直ぐにしか進めないので、T字路には石敢當を置いて
跳ね返すのだと。。。面白いですね。



そんなこんなでブラブラしながら春の香りを楽しみました♪



 * * * * * * * * *



今日は17日。兄の月命日なので、実家に行きまして
仏壇にお供えをしてウートートーしました。





posted by にしまき at 23:45 | 沖縄 ☔ | Comment(2) | TrackBack(1) | 沖縄

2006年03月13日

ニンガチカジマーイ@沖縄犬人

ぽかぽか陽気晴れかと思えば突然どしゃ降り霧雨霧になったりして
沖縄で言うとこの『台風ニンガチカジマーイ台風(2月風廻り)』
(※ニングヮチカジマーイとも言います)
で天候が荒れてます ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
寒が戻りまして寒ぅございます。



暑くなったり、寒くなったり。

体調管理には気をつけなければなりませんね



旧暦の2月中旬〜下旬に『ワカリビーサ(別れ寒さ)』が来て
旧暦の3月3日を迎える頃にはすっかり春なのでしょう。
もう目の前です。



今日がそのワカリビーサなのかは、わかりませんが
もう一回くらいは寒い日が来そうな気もします。


 * * * * * * * * *


そういえば。「沖縄で言うとこの」で思い出したのですがひらめき



●『ひざまずき』って沖縄以外では通じないらしいですね。
跪く(ひざまずく)からきているであろう事は安易に考えられるのですが
やはり内地では『正座』or『正座する』と言うのだそうです。


知らなかった。。。普通に通じると思っていたよ。


『ちゃんと、ひざまずきしなさいよぉ〜』等と子供に注意するのも
女王様が『ひざまずいて足をお舐め』的な響きに聞こえるのでしょうかw



●あと、『ちり

内地でも『ちり箱』とか『ちりとり』等、通じるらしいのですが
やっぱり普通は『ゴミ』と言い、『ゴミ箱』なのだそうです。

( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー

【6へぇ】くらいでしょうか。。。



●それと『〜もらう?』

差し上げる or 物をあげる時に使うのですが
「ご自由にお持ち帰りください」等に『〜もらってください』と言いますね。
『これもらうねぇ?』とか。



●『くれる』もちょっとおかしいのかな。

人に物をあげる時に『これくれるさ〜』とか言いますね。
「あげる」と言わずに「くれる」と言う

しかももらった時にも使う。
『○○さんがコレくれよった♪』とかね。
「もらった」と言わず「くれた」 or 「くれよった」と言う。



ああぁぁ。。。どんどん出てくる



●『上等』もかなり頻繁に使いますね。
喧嘩上等!夜露死苦!!的な気合はいらないです。
普通に「これいいね」とか「いいじゃな〜い」な『あいっ!上等だねぇ』



●『ガッパイ』=後頭部が出ていることを言うのですが
反対に、絶壁のような平たい後頭部の人を『タッペー』と言います。



●『チビ』は小さいという事ではありません!!
お尻のことを『チビ』と言うんです。
お尻ふりふり=チビフイフイ と言います。



●『赤ちゃん』のことを『ボーボー』とも言いますね。
まるで生まれた時から毛むくじゃらな感じがしますwww



●納豆など『ネバネバ』するものを『ムチャムチャする』と言います。
これも、共通語だと思っていましたが。。。



●最後に『ワン』は犬の鳴き声ではありませんよ。
『私』のことを『ワン』 or 『ワー』と言うのです。
沖縄犬人って感じですね。。。



オキナワン.jpg



お後が宜しい様で×××




posted by にしまき at 22:00 | 沖縄 ☔ | Comment(5) | TrackBack(0) | 沖縄

2006年02月01日

火の神迎え(ヒヌカンムケー)

今日は旧暦の1月4日
火の神迎え(ヒヌカンムケー)です。
旧暦の12月24日に、天に昇った火の神が降りてくる日でございます。
正月休みから帰ってくるって感じでしょうか。


ウブクをお供えして、ヒラウコーを5回に分けて焚き、今年1年の無病息災を祈願いたしました。




posted by にしまき at 19:19 | 沖縄 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄

2006年01月23日

火の神祭(シディウガフーヌ御願)

今日は沖縄のおもしろい風習のお話し



◎━・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・━ ◎



今日は旧暦の12月24日
「火の神祭(シディウガフーヌ御願)」と言って
家の守り神、火の神(ヒヌカン)が天に帰る日でした。



沖縄には独特の年中行事、祭事がありますが、それらは
自然のリズムに一番密接した旧暦(月の周期の暦)で行われていきます。



沖縄の家の台所には「火の神(ヒヌカン)」が祀られてあるのですが
火の神(ヒヌカン)は火だけでなく、家全体の守り神でもあります。
願い事をすると、他の神々に伝えてくれると言われているので
毎月旧暦の1日、15日(新月と満月の日)に火の神を拝み
神様の御加護を祈願します。



よく旧暦の12月24日は「御願解き(ウガンブトゥチ)」と書かれたりしているのですが、それはちょっと違います。
旧暦の12月23日が、御願解き(ウガンブトゥチ)で、この一年間の祈願を解き
12月24日に、火の神祭(シディウガフーヌ御願)で、祈願を解かれた火の神(ヒヌカン)が天に昇天するのだそうです。



昇天した火の神は、各家庭で起こった1年間の出来事を天の神様に報告するそうで、なるべくいいことだけを報告してもらうように甘い物をお供えするとかw



ウブクをお供えして、ヒラウコー(沖縄のお線香)を7回に分けて焚き上げ
御天七役場、御天七宮 に昇天していかれるのを感謝の気持ちを込めて送ります。

そして旧暦の1月4日に福徳の神様と一 緒に降りて来るのをお待ちする祈願をします。



本当は物凄〜く難しい、祈言があるそうなのですが
とても覚えられないので、とにかく感謝の気持ちを祈願いたしました。



本当はこんな感じ↓

▽━…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…━▽

謹み敬って申し上げます。
今年の○月○日、今日ヌ佳カル日、勝サル日ノ最後の日を選びました。
「御火の神様」を昇天していただくための御拝みでございます。
十段ヌ御恐入れ、百段の御恐入れ、万段の御恐入れております。
御天土地ヌ、御神々様、御天七役場、御天七宮、空気神ヌ神様、
十二支ヌ、方位ヌ神様ヘの祈願でございます。玉のような美しい白銀の
弦に天の橋を渡しての、尊き「御火の神様」とお別れの時がまいりました。
長年、このかた鎮座して、御守りしてくださいました。
誠に、この上ない感謝の気持ちでございます。
これまで、尊き神様として御祀りして参りました。
これまでの火の神様のご加護は決して忘れません。
「サリーウートートゥー」

△━…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…━△


(;´д`)いやはや。
火の神様も大変忙しいのですが
これらの祭事を司る沖縄の女性も大変なのだ




posted by にしまき at 00:00 | 沖縄 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄

2006年01月08日

ムーチーはR指定

水曜日の仕事始めから
木曜を除いて水、金、土、と
三日も出勤できました。

先生からは「絶対に無理はしないで下さいね」
と釘を刺されているんだけど
動ける時に動いておきたいんだよね

それが良くないのも
分かるんだけど

前に調子が良くなって
薬を減らすとこまできたのに
調子に乗って動き回って
疲れてま〜た落ちて
振り出しに戻った前科があるからねぇ




それはそうと
昨日はムーチーの日だったのだけど
子供の頃聞かされたムーチーのお話とは違う
ショッキングな事実を知りました。
今は子供向けに端折って伝えられているお話ですが
本当の話はけっこうエグイんですよ。
R18ですよ


『ムーチー鬼』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昔々、首里に近いある村に兄と妹が住んでいました
とても仲の良い兄妹でした。
兄は妹を可愛がり、妹は兄になついていました。

暮らしはとても貧しく、とし老いた母親を養わなければならず
いつも借金をかかえ、年貢も払えませんでした。
そのため金貸しや役人たちにひどい仕打ちを受けていました。

そんなわけで、小さかった妹は住み込みで働きに出ることになり
兄と妹は別々に暮らさなければならなくなりました。

その後も、兄はあいかわらず食うや食わずの生活でした
さらに、母親が病に倒れ、やむなく鶏やヤギを盗んで食べさせました。
しかし、そのうち、動物の味と血の味に魅せられ
ついには人を殺して食べる「鬼」になってしまったというのです。
そして、母親まで食い殺してしまったと・・・。


村の人たちは不安な日々を過ごしていました。
その噂を聞いた妹は心配になりました。
「妹思いのやさしかったお兄さん。
鬼になったなんて、そんなはずはない」
妹は心配になって兄の住む山の上の洞窟へ走りました。
そして中にはいり、兄に会いました。

兄の顔や姿は、やさしかった面影は消えて
まさに鬼そのものに変わっていたのでした。
髪はぼさぼさになり、目は血走ってつり上がり、
口もとには何やら油のようなものがついていて、
とても人間の顔には見えませんでした。
兄は妹を見ると、「久しぶりだな。元気でいたか。肉汁を炊いてあるから食べて行かんか。」と、鍋をあけました。
鍋の中を見て妹はこしを抜かさんばかりにおどろきました。

鍋の中には、人間の手や足のような肉のかたまりがグツグツと煮えていました。
「やはり世間の噂は本当だった。兄をこのままにしておくと、たくさんの人が食べられてしまう。どうにかしなければ。兄は殺さなければいけない。このままだったら私まで殺されてしまう。」
妹は、鬼になった兄に体裁よくことわると、急ぎ足で家に帰りました。
帰り道、涙をこらえ、兄を殺す方法を考えていました。

「母を食べたくらいだから、私も食べられてしまうかも知れない。噛み殺されないように、まず兄の歯を折ってしまおう。」
小石、砂、古くぎなどを集めて兄の大好物だったムーチーをつくりました
餅の半分は、小石や砂、古くぎをまぜてつくりました。
餅ができると、再び山の洞窟の兄を訪ねました。

「兄さん。私よ。月がきれいだから、出ておいでよ。お兄さんの大好きなムーチーをつくって持ってきたよ。一緒にムーチーを食べましょう。」
兄が外に出てくると、兄を断崖を背にしてすわらせました。
そして、用意してきた石や砂、くぎのはいった餅を兄に、おいしい餅は自分で食べました。
それを見て、兄もムーチーを食べようとしましたが、固くて、とても食べることができません。
無理に食べようとして、口の中は血だらけになりました。そして、歯がボロボロに折れてしまったのです。

「兄さん。こんなにやわらかいムーチーを食べられないのかい」と妹は笑いました。
「お兄さんより私のほうが、強くて立派な口を持っているわ。それに私には、なんでも食べることのできる口がもうひとつあるのよ。」
そう言いながら、妹は足を広げました。すると、着物のすそがはだけました。
妹はその下には何も着ていませんでしたから、大事なところがまる見えになったのです。
そこには、縦に割れた口がありました。兄はびっくりして、妹に問いました。

「妹よ。それはなんだ。おまえにはなんで、下にも口があるのか。」
すると妹は答えました。

「上の口はムーチーを食べる口です」。
「そして下の口は」・・・

「鬼を喰らう口だ!」

妹はそう叫ぶと、着物をまくり上げて、その下の口をあからさまにして、兄の顔の前に迫りました。
兄は、下の口に食べられてしまったら大変と、後ずさりして逃げようとしました。
しかし、そのうしろは急な断崖だったのです。兄はまっさかさまに転落して死んでしまいました。


話はこれでおしまいではありません。


しばらくして、兄が鬼だったという噂は、うそだということがわかったのです。
鶏やヤギを盗んで食べたという話だけはほんとうでした。
しかし、それは、病の床に伏した母親に滋養をつけさせようと、やむをえず盗んだのでした。
兄は役人につかまり、殴る蹴るの暴行を受け、さらに焼いた鉄棒で顔を焼かれ、ひどい火傷を負いました。
そのため、顔や姿形まで鬼のように変わってしまったのです。
また、母親は飢えのために体が衰え、ついに死んでしまいました。
兄は自分の貧しさが、役人たちのせいだと考えるようになり、山の上の洞窟にこもり、夜になると村に降りてきて、役人たちの家を襲い、彼らを殺しました。
しかし、もちろん村人にはいっさい手を触れません。役人たちは洞窟に追っ手を出しましたが、兄は大きい岩を転がして抵抗しました。
そこで役人は、兄を善良な村人を食い殺す鬼だと吹聴し、兄の首に高額の賞金をかけたのです。

「お兄さん。ごめんなさい。石の入ったムーチーなんか食べさせて。さあ、こんどは、やわらかくておいしいムーチーをお供えするわ。たくさん食べてね。」
妹は兄が亡くなった断崖の下に墓をつくって、大粒の涙を流しながら、兄を弔いました。妹は借金を返せないために、まもなく身売りされるところでしたが
兄を殺した賞金が手に入り、自由の身になることができたのです。
「もしや・・・」と妹は、ふと思いました。

「兄さんは、私にお金を残すために、自分から断崖を落ちたのでは・・・。」

妹思いの兄の話は村人たちにも広まり、兄の墓には村人たちがムーチーを供えました。
そして、みんなでムーチーを食べる習慣もできたということです。
毎年毎年、寒い風が吹く頃、ムーチーを包む月桃の葉の香りが、あたり一面に漂うようになったのです。

おしまい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ね。エグイでしょ。


絵本「おにむーちー」(鎌田佐多子著・沖縄時事出版)の記述では、
「もちの中のクギを鬼となった兄が食べてびっくりし、ウワーと崖から落ちる」で終わります。
保育園向けに著者が苦労して、残酷シーンと”下の口”に関するシーンをとったそうです。







posted by にしまき at 16:17 | 沖縄 ☔ | Comment(3) | TrackBack(0) | 沖縄
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